海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

米国に見捨てられるアフガニスタン人協力者

米国に協力したアフガニスタン人は数万人はいる。 その一人で通訳のカーンは今、カブールの賃貸ルームを転々。 お前がいると危険だと追い出されたり、その地域が危険になったり。 カーンは街頭でタリバンが人々を銃撃するのを目撃。 妊娠8か月半の妻は逃げる…

今年の7月は、観測史上最も暑かった

アメリカ海洋大気庁によると、142年前の観測開始以来、今年の7月は世界各地で記録上、最も暑かったことがわかった。 陸地と海洋を合わせた表面温度は、20世紀の平均値である華氏60.4度より1.67度高かった。 北半球では、最高値だった2012年を上回り、アジア…

キャメロン・ディアスが女優業から離れた理由

女優業から離れているキャメロン・ディアス。 長期間ハイレベルの場所にいて、そこから何かを伝えようとしてきたが、人生の別の部分や、人間としての自分を生きる時間がなくなるのが理由。 演じるのは好きだが、高いパフォーマンスをするだけでは、自分は精…

ミレニアル感覚の新ファッションとは

Lisa Says Gah (リサはひゃーと言う / LSG)というブランドがミレニアムの女性に人気。 サンフランシスコに住むリサ・ビューラーが2015年、28歳で始めた。 女性起業家によるサステナブルなスモール・ビジネスのつもりだったが、コロナ下で急成長。 前衛的ベー…

自分の人生を脚色されたと、マット・デイモンの新作映画を批判

イタリア留学中の英国人女子大学生が殺害された事件で、イタリア当局がルームメートだった短期留学中の米国人女子大学生を2007年に逮捕。 米伊両国のメディアを揺るがす騒動に発展。 8年もの法廷闘争後、イタリア最高裁は捜査の誤りを認め、米国人女子学生の…

エドガー・アラン・ポーに学ぶ政治と科学の関係

エドガー・アラン・ポーは、コレラが猛威をふるった1830年代を生き抜いた。 ダーウィンと同年の1809年生まれ。 当時流行りの科学的思考に憑りつかれていた。 だがポーの慧眼さは、政治の支えなしには科学は力を発揮できない、と見抜いていたこと。 コロナ危…

コロナは、アメリカ生息のオジロ鹿にも浸透

コロナの自然環境における影響を見るため、米国に多く生息している野生のオジロ鹿を東部と中西部4州で調べたところ、コロナの抗体を保持している鹿が全州で見つかった。 感染経路や、コロナの蔓延に関係しているかは不明。 オジロ鹿は人と接触することもある…

50年後、イギリス北部の発音は南部と接近

2066年までに、イギリス北部のアクセントは、南部と大差なくなる、との研究結果。 1950年代と2016年のデータを比較した。 原因は、国内の交流の増加。 北部で使用される語彙も一部消滅する見込み。 南西部も似た運命をたどる。 なお地域は関係なく、ある種の…

アメリカ都市部の賃貸価格が、再び上昇中

コロナ禍で停滞した昨年から一転、米国の賃貸価格が上昇中。 理由は需要の増加。 若い世代は都市部の賃貸に住み始め、年配の世代は住宅ブームに乗って自宅を売却後、賃貸に移り住んでいる。 元々多くがコロナで、都市部から郊外に移動。 だがオフィスの再開…

過去20年間で、寄付するアメリカ人世帯が減少

アメリカで過去20年間で初めて、寄付をする世帯が全体の半数に減少した。 2000年は66%だったが、2018年は50%弱に。 礼拝参加者の減少と呼応する。 さらにリーマンショック後の落ち込みから回復しないまま、ここまで来た。 当時若者は寄付する余裕がなく、そ…

コロナ治療費のクラウドファンディングが、インドで急増

コロナで家族がICUに入った後、治療費が払えず、クラウドファンディングに頼る人がインドで急増。 健康保険、クレジットカード、銀行からの借金など、金策を使い果たした末のこと。 定職のある人でも、大半が高額治療をまかなえず、破産の危機に直面。 この…

思考は頭だけでなく、全身で行う経験

2021年7月26日 心と体は別々のものではない。 思考は実は、全身的な経験だという。 直感は体から伝わってくるものだし、散歩や運動で体を動かしている時とじっと座っている時とでは、心の状態が異なる。 言葉にする直前の考えは、まず手の動きに表れるという…

ポストコロナのアメリカで、物価が上昇

2021年7月21日 ポストコロナの米国で、あるゆる物価が昨年より上昇。 不動産が20%、アパレル5%、外食4%アップ。 新車は12%増で、コロナ下の落ち込みを経て、今は購入希望者が急増。 あおりを受けて、昨年発売の中古車が新車販売時より高い値付けに。 中古車…

世界の反体制運動家の監視に、イスラエル企業のスパイウエアを使用?

2021年7月19日 世界の人権派弁護士、活動家、反政府主義者が、イスラエル企業開発のスパイウェア、ペガサスにより監視されている、と英ガーディアン紙。 企業側は、テロリストや重大な犯罪者を見張るためのものと主張するが、実際は各国政府の監視リストに挙…

米西部で例年より6週間も早く、メガファイア発生

2021年7月18日 カリフォルニア、アイダホ、モンタナ、ワシントン、オレゴンの5州をまたぎ、住民2百万人が今年初めての山火事の「メガファイア」の警報下に。 その面積は、サンフランシスコの7倍に及ぶ。 米西部の94%が干ばつという危険な状態。 例年なら8月…

暑さ対策先進地、アブダビに倣うアメリカの都市

2021年7月16日 地球温暖化による破格の暑さに悩む米国の諸都市。 華氏百度でも、居心地のいい空間づくりを進めてきた先進地アブダビに倣おうという動き。 高層ビルが建つ人口密集地であろうと、比較的過疎の地域であろうと、ポイントはカスタマイズすること…

コロナ後の人手不足で、マクドナルドが従業員の育児サポート

2021年7月15日 コロナ後の労働者不足に悩む米国の飲食業。 その中でマクドナルドが雇用対策として、従業員の育児サポートに乗り出した。 時給アップ、有給休暇の付与、授業料の補助も行う。 例え一時的なものであったとしても、低賃金に苦しんできたレジャー…

ポストコロナ期の米国人は楽観的に

2021年7月15日 ポストコロナ期に移行した米国の今。私達は繁栄している、と思う米国人は6割で、13年前の世論調査開始以来、最多を記録。 また47%が米国は正しい方向に進んでいると考えており、オバマ時代の2009年以来、最高値。 昨年は22%しかいなかった。 …

米中新冷戦の鍵を握るデータ争奪戦

2021年7月11日 米株式市場でIPOを行った中国の配車アプリ大手企業、滴滴のアプリを、中国政府が自国ストアから削除。 米国が滴滴を通して中国人の住所や勤務先、旅行先のデータにアクセスできるようになり、安全保障上問題が生じると危惧したから、との見方…

台湾人と同じぐらい、中国の侵攻を恐れるオーストラリア人

2021年7月9日 オーストラリア人の42%が中国の侵攻を恐れている。 これは台湾人の51%に近い数字。 両者の地理的、歴史的な違いを考えれば、驚くほど高い。 中国政府の言動及び、それに対する豪州内の反中的な言説の増加が関係。 だが、軍事的な観点から見れば…

気候変動とともに、人類の体格は変化

2021年7月9日 過去百万年間、人類の体格は気候変動により変化。 寒冷化だと体が大きく、温暖化だと小さくなった。 だが気候変動が脳に与えた影響は不明。 脳の維持には栄養がいるため、安定した環境が有利。 開放空間だと大型動物捕獲のため脳が大きくなる傾…

バイデン政権下、ホワイトハウスの職員の6割が女性に

2021年7月8日 バイデン政権下、ホワイトハウスの職員の6割、上級職の56%を女性が担っている。 また職員全体の44%、上級職の36%を非白人が占め、史上最も多様な人員構成となっている。 閣僚についても、女性やLGBTQの人材、アメリカ先住民、アジア系・アフリ…

米政府が、航空業界や巨大農業企業の寡占を牽制する大統領令を準備

2021年7月7日 バイデン政権は、少数の大企業による寡占状態が続く航空業界や農業に、競争を持ち込む方針。 そのための大統領令の中身を、数日中に公表する。 巨大農業企業が生産物を買い叩いたり、農業機械の修理先を縛ったりすることをなくすほか、生産者側…

コロナ後マスクをどうするか、悩むイギリス

2021年7月6日 英国で7月12日以降、マスクは必須でなくなる公算大。 即マスクをやめると言う政府関係者もいる一方で、それでもマスクをし続けると言う医療従事者も。 変異種が威力を増す中、感染者も増加中。 公共空間でマスクをしないのは問題だという声も多…

AIが解雇を決めるようになったアマゾン

2021年7月5日 アマゾンは最近、従業員の解雇を担当させるため、中間管理職とHRをAIに置き換えた。 配達ドライバーが迅速、安全かつ効率的にノルマを達成しているか、ソフトウエアがモニターして決定。 交通事情や配達指示の誤りがあっても考慮しない。 解雇…

コロナで変わる海外のビジネススクール

2021年7月4日 コロナで海外のビジネススクールに大きな変化。 オックスフォード大学では、1クラス80人から40人に削減。 ソーシャル・ディスタンスのためだったが、クラスの議論が活発化するなど効用が大。 学生が話しやすいから、とオンライン授業も継続。 M…

NYとLAの違いを、ツイートで分析

2021年7月3日 よくライバル視されるNYとLA。 実際はどんな違いがあるのか。 各都市を自分の居場所とする米国人1200万人が2016年10月にツイートした内容をAIが分析。 NYの人はNY自体について、LAの人は地元の具体的な場所や球団についてよく話す。 NYは糖尿病…

データ使用料を、ベーシックインカムの財源にする案が登場

2021年7月3日 コロナ禍の欧米では、多額の給付金が配られた。 これは実質的にはベーシックインカムの実現。 ポストコロナでどうなるか。 もし全ての福祉制度を廃止したら、米国では国民1人当たり毎月1350ドルを給付可能。 だが低所得層にとっては格差の拡大…

K-popアクティビズムが支える、バンコクのトゥクトゥク

2021年6月28日 コロナ禍で過去1年、売上が激減したバンコク名物、三輪タクシーことトゥクトゥク。 その救世主になったのがK-popファン。 車体にK-popスターの広告掲載をするようプッシュ。 乗車し写真撮影、チップまで払うことも。 この恩恵を受けたドライバ…

米女優シャロン・ストーンが回顧録出版

2021年6月23日 映画『氷の微笑』で一世を風靡した米女優シャロン・ストーンの回顧録。 当時の撮影秘話、me too以前のハリウッド業界、2001年に脳卒中で死にかけた話、少女時代に目撃した家族内の性的虐待など生々しい話が出て来る。 63歳になった彼女が、一…