2021年7月16日
地球温暖化による破格の暑さに悩む米国の諸都市。
華氏百度でも、居心地のいい空間づくりを進めてきた先進地アブダビに倣おうという動き。
高層ビルが建つ人口密集地であろうと、比較的過疎の地域であろうと、ポイントはカスタマイズすること。
日陰が必要なのは何時頃か。
風の通り道を作るか塞ぐか。
日差しを反射する舗道や緑地帯があるか。
ビルの建築資材は何か。
エアコンの数や車の通行度合は。
これらは、涼しい空間作りのため細かく考慮すべき要素。
低所得層の地域では、緑地が少ないのでどうするか。
干ばつになりやすい地域ではどうするか。
答の1つが、ポケットパークこと小規模公園の建設。
中東の伝統的なシッカ (建物の間の通路)にヒントを得たもの。
そよ風の効果を最大限に生かす仕掛けだ。
バス停や信号で待つ時の空間作りに応用できる。
アブダビの都市計画は、暑さからどう逃れるか、という考えを基に設計されている。
記録破りの暑さに直面しているアメリカの都市に、大いに役立つ。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
What U.S. cities can learn from Abu Dhabi about surviving record heat
f-st.co/eo5WqHg