海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

コロナ下で生まれた詩が語る、米国の人種主義と哀しみ

ピュリツァー賞受賞の詩人で黒人女性のトレーシー・スミスは、世の中への問いかけを、詩の形で表現して来た。
個人的な問題には政治的な問題が含まれ、物語の中では人種主義、権力、正義が絡み合う。
構造的な不平等を黙考するに至ったコロナ下での経験が、10月上梓される詩集に反映されている。
詩はこの瞬間、私たちが何を知っており、何を知るべきかを明らかにする。
そうやって現在における自分及び過去における自分と、アートとの関係が示されるという。
ただ彼女の詩は、奴隷制や人種主義について描きながらも、喜びと希望を求める。
自分自身と自分の体、自分の物語を大切にするためだ。
コロナ下の1年、よく瞑想し、心の中で誰かと対話した。
詩はその対話の続き。
何を知ればよく、何を記憶すればいいのか。
見聞きするものは昔とどう変わったか。
創造というより祈るような過程。
米国はコロナで大きな打撃を受け、深い哀しみを経験。
今は喪ったものそれぞれを名付ける作業が必要だ、という。
 
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
 
TIME@TIME
"Poetry can reveal to us what we know, and what we need to know in the moment" ti.me/3oeT9W6

f:id:ys98:20210929214348p:plain

TIME