ロシアの中東での影響力をどう見るか

2018年6月22日

ロシアの中東での

影響力をどう見るか。

ソ連時代、西側の友好国だった

トルコ、イスラエル、

サウジアラビア、エジプトとは

現在、いい関係にある。

これらの国々にとって

ロシアは一つの保険。

米国が特に不快感を

示していないことも背景にある。

ロシアにソ連時代の力はなく、

中東で力があるのは

やはり米国。

ロシア経済は

豪州やスペインと同じ中規模。

ソ連のように、

社会経済モデルを宣伝する

イデオロギー的な力もない。

オバマはムバラクを見捨てたが、

プーチンはアサドを守った

との評価はよく聞かれる。

だが中東諸国は米国との交渉時、

ロシアをレバレッジとして

使いたいだけ、

米国に代わる

現実的な選択肢とはなっていない。

ロシアは実質より

見かけの力の方が大きい。

(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムが投稿)

The Wall Street Journal @WSJ

Putin is looking strong in Syria, and Mideast nations have taken notice. But for many of them, Moscow is 'an imaginary alternative' to the U.S.

https://on.wsj.com/2yuuIfl