村上春樹の最新長編作
「騎士団長殺し」の英訳
「Killing Commendatore」が
9日、英国で出版。
英紙のインタビューで、
「僕の作品は政治的混乱の渦中にある時、
人気を博すことがよくある」と村上氏。
例えば、ソ連崩壊時の
90年代のロシア、
ベルリンの壁が崩壊したドイツで、
とても人気があったという。
だとしたら、EU離脱の英国、
トランプ政権の米国でも、
そのジンクスを発揮するか。
村上春樹の小説は、
政治不安を抱える人々に、
ある種の鎮静効果をもたらす、と英紙。
奇妙な筋の展開は、
ある種の感情の脱臼をもたらすが、
それが現実世界からの
避難所となる。
そう、感じすぎてしまう
ことからの避難。