アメリカ外交はトランプ後に備え、21世紀の青写真を作成、中国との長期戦に臨め

2018年3月14日

ハーバード大教授のアメリカ外交考。

マーシャルプランやキャンプ・デービッド合意、

冷戦終結をもたらしてきた外交は、

大統領府に対して力を失った。

もともと外交は秘密主義と見られ、

率直さを好むアメリカ人に理解されづらい。

超大国の立場にあるため、

外交に失敗しても、

つけを払うのは遠い異国。

ティラーソン前長官による

国務省のリストラは、

大量の離職者と

士気の低下をもたらした。

いまだに中国や北朝鮮問題担当は

空席のまま。

これは戦間期の米軍を思わせる状況だ。

第一次大戦時、4百万人いた兵士は

1932年には約14万人と激減。

だが米軍指導者は準備を怠らず、

やがて来た真珠湾攻撃に対処。

 

当時の米軍に倣い、

トランプ後に備えるべき。

まず外交の重要性を啓蒙する。

軍事力や経済力のような派手さはないが、

他国の思惑を知らないと交渉はできないし、

他国を理解しないと合意はできない。

21世紀の外交の青写真を作成し、

米国と中国と、

どちらが国際的影響力を持つか、

長期戦に備える必要。

(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムが投稿)

Foreign Policy @ForeignPolicy

When a U.S. president thinks most positions at the State Department are “unnecessary” and insists “I’m the only one that matters,” it’s a safe bet that serious, professional diplomacy will get short shrift, Stephen Walt writes.

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