2020年9月19日
トランプが愛国教育を促進するため大統領令を出す、と言明。
建国の起源を、最初の奴隷がアフリカからバージニアに到着した1619年にしようとする動きを強く非難。
白人エリート男性による上からの歴史ではなく、下から見た歴史を提唱、学校教育で使用されて来たハワード・ジンの1980年の著作も非難。
代わりにトランプが推奨するのは、社会運動、とりわけ黒人の闘争を無視したと批判される歴史家の著作。
米国には全国レベルの教育課程のガイドラインはあるが、採用は任意。
愛国教育を求める動きは1920年代から存在する。
だが愛国教育をするなら、全ての歴史を知った上で行うべき、と他の歴史家。
愛国とは、歴史の複雑さを受け止めること、との意見も。
実際、最近の世論調査では、米国人の7割が、ヘイトや過激思想を抑止するため、反レイシズムの教育方針を支持。
トランプのように、それを抑圧する動きが出るのは逆に、いかに「1619プロジェクト」がインパクトがあるか示している、と運動家。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
TIME@TIME
President Trump's push for “patriotic education” echoes decades of fighting over U.S. history classrooms
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