2019年11月29日
今やネット住民の92%が絵文字を使う時代。
絵文字のニュアンスをどう解釈するかが、裁判の争点になるケースが欧米で急増している。
米国では2004年、1件しかなかったが、2019年には百件以上に増加。
フランスでは、恋人に銃の絵文字を送った22歳の男性が脅迫罪で3か月の禁固刑になる事案も発生した。
他にも、絵文字の使用が名誉棄損と見られたり、西洋では性的な暗示があるナスや桃の絵文字がセクハラと見られるかが争点に。
一方で絵文字を物的証拠から除き、文章だけを問題にする判決が物議を醸した。
例えば、文末にウインクする顔の絵文字があると、文全体の意味が変わるとの見方もあるからだ。
さらに複雑なのは、アップルやグーグル、マイクロソフトはそれぞれ異なる絵文字を使っていること。
Unicodeも、そうしたプラットフォームに対し、同じ絵文字を使うよう強制できない。
つまり、そうした齟齬に気づくことなく、送り手と受け手が絵文字から異なるメッセージを受け取っている可能性も。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
Slate@Slate
In 2019, emojis may have shown up in more than 100 cases. Here’s a look at the different ways they’re used.
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