世論の圧力を背景に、
インドで4月末、
未成年への性犯罪が厳罰化。
12歳以下への性暴行は死刑、
13歳から15歳は
20年の禁固刑か終身刑に法改正。
だが活動家は様々な点を懸念。
第一に施設も人員も足らず、
裁判が何度も延期になること。
被害者の子供達は
その度出廷を求められ、
大きな心理的負担になる。
それにDNA鑑定が可能な施設は
全国でわずか3か所。
結果を得るまで、
最低2年はかかる計算だ。
また2016年の統計では、
95%が知人による犯行。
父が娘を暴行するなど
近親相姦のケースもあり、
死刑となると告発しにくい。
厳罰化の結果、
証言を阻止するため、
犯人が被害者の殺害を図る
リスクも高まる。