2020年5月14日
ロックダウン後の中国で、ブランド品の購入が急増。
広州のエルメス店では4月の営業再開日、270万ドルの売り上げを記録。
リベンジ・ショッピングが始まっている。
だが、コロナ危機以前との違いも顕著。
第一に、全体の売上高はすぐに回復しない。
2019年の水準に戻るのは、2022年から2023年の見込み。
第二に散財型の消費が減る。
ホリデーに飛行機に乗ってリゾートに出かける行動は最低1、2年、影をひそめ、地元消費型が主流になる。
第三に、靴やバッグなどの手頃な商品が売れ筋に。
高級時計やメンズウエア、女性用フォーマルドレスは売れなくなる。
宝石は微妙。
オンラインショッピングも増える。
このため、店舗の豪華改装に金をかけてきた方針は転換必至。
問題は、リーマンショック後のように、奢侈品を買うのは恥といった風潮が今回、広まるかどうか。
今はブランド側がクラフトマンシップやサステイナブルな価値を強調、見せびらかす文化でなくなりつつあるので、その心配は無用との予想も。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
CNBC@CNBC
A luxury rebound in China is fueling hopes of a rapid recovery for high-end brands. Yet analysts say the wealthy are likely spend very differently in the post-pandemic world. cnb.cx/2T5Qa26