英政府は
2030年までに、
収入増とソフトパワー拡大の
源泉となる
大学の外国人留学生を、
今の46万人から
60万人に増やしたい意向。
今年、EU域外からの
出願数は9%増で、
一見好調に見える。
だが合格者のうち
実際に入学する
EU域外からの
学生のシェアは
減少傾向。
10年前は全体の
60%だったが、
昨年は56%に。
EU域外からの留学生は、
国内やEU圏の学生の
倍以上の授業料を払う
重要な存在。
EU離脱後、
EU圏の学生の授業料も
上がる見込みで、
その影響も
懸念される。
英国の大学の留学生の
供給元トップ10か国は
中国、香港、フランス、
マレーシア、スペイン、
ポーランド、ルーマニア、
イタリア、インド、キプロス。
特に中国は、
EU域外からの留学生の
3分の1を占める。
英国は
英語圏の学位を
取りたい留学生を巡り、
豪州、カナダ、アイルランド、
ドイツと争奪戦を繰り広げる。
だが英政府は2012年、
留学生の卒業後の
ワークビザを
2年から
4か月に短縮。
今年から学部卒業生には
6か月に延長したが、
効果のほどは不明。