米朝会談で、
米国から利益を引き出さなくても、
北朝鮮は既に
大きな成果を挙げている。
会談の実現自体だ。
米大統領とのトップ会談は、
北の存在、国家としての認知、
世界レベルの指導者がいることを
世界に示す。
カーター元大統領は金日成と、
会談したが、
共に離職後。
現職米大統領との会談は
金正恩が初めてで、
彼の支配の正当化につながる。
北朝鮮が大統領との会談に
固執するのは、
米国が敵視をやめたら
後はもう安全、
他のどの国も介入しなくなる、
と信じているから。
会談では、制裁を緩和し
外からの収入の道を得ること、
米国の体制保証を得ることを
目指している。