海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

高齢化による経済と生産性悪化は杞憂?

2019年11月17日
米国で今、65歳以上の人口は全体の16%。
2035年には18歳未満を上回る21%になる。
2050年になると25%に達する。
 
だが社会が高齢化するだけではない。
1960年、60歳だった人々の寿命は79歳だった。
今は85歳。
つまり高齢者として生きる人生も長くなる。
これらは社会、経済、文化に大きな変化をもたらす。
 
一般的に高齢化は経済に悪影響を及ぼすと見られる。
誰が勤労するのか。
誰が高齢者の医療費や福祉を負担するのか。
高齢化が「灰色の津波」と呼ばれるゆえんだ。
だが本当にそうなのか。
現在急速に高齢化している日、韓、独の経済状況はうまく行っている。
老化の症状を「治療」する医療も進行中だ。
 
年を取ったら生産性が下がる、というのは単なる神話。
米国では、スタートアップを成功させる確率は、50歳の方が30歳より1.8倍高い。
年齢差別は、視野の狭さと想像力の欠如の表れに過ぎない。
高齢者に対する偏見は、自分自身に対する恐れを反映するものだ。
誰もがいずれ年を取り、死ぬというのに。
 
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
MIT Technology Review@techreview
Mark Zuckerberg is wrong: young people aren't smarter.
bit.ly/2NVWjdw

f:id:ys98:20191117224641p:plain

MIT Technological Review