海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

北朝鮮の市民は外国に興味、週休1日制で仕事に展望なし、地域格差も大

北朝鮮では外国人と

接する機会はほぼ皆無で、

誤った事を言うと

収容所送りになる恐れがあるが、

 

それでも人々は

外の世界に興味津々。

 

資本主義社会での公務員の立場、

製造業の経費削減、

英国のEU離脱などを、

同国を訪れた英エコノミスト誌記者に質問。

 

欧州や東南アジアに

行きたいと夢を語る人も。

 

制裁下だが、

レストランにはピザやパスタ、寿司。

バンドがディズニーの曲を奏でる。

 

ガソリン価格は

4月の高騰時から20%下がり、

中国が制裁を緩めたことを示唆。

 

一方で高級レストランやカフェは、

以前より閑散としていると

外国人長期滞在者。

 

ただ、ビールや安物の酒が

飲める場末のバーは毎夜賑わう。

 

バスやトラムは鈴なりで、

乗り場には長い列。

 

エレベーターは多くのビルで故障、

廊下は薄暗く、

電力事情の悪さを物語る。

 

富裕層はバルコニーに

ソーラーパネルを設置し対処。

 

北朝鮮は週休1日制。

仕事の選択肢はなく賃金はわずか、

展望もない。

 

国営企業で働く20代女性は

時間の無駄と感じる、と語る。

 

若い男性は何年も兵役につき、

建設現場で重労働。

 

若い女性は自宅から離れた

スパルタ式寮に入り、

工場勤務。

 

唯一の休みの日曜は、

効果を上げるための集団討議。

 

早婚奨励で、

首都近郊勤務の女性は日曜、

平壌での婿探しが可能。

 

だが職場や家庭を超えた

社交は制限。

 

首都在住者は

体制に忠実な者のみ。

 

WHOによると、

国民の4割が栄養失調。

 

地方では制裁を

やり過ごす手立てがなく、

燃料と肥料が不足。

 

50年代の農機具で

耕作している。

 

ニュースは週1回、

党の役人から聞くだけ。

 

言論や思想の締め付けは

さらに厳しくなり、

 

国連によると

8万人から12万人が

強制収容所に入れられ、

拷問や虐待、飢餓に苦しむ。

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