インドネシアのバリの
一番のお得意様は
もはやオーストラリア人ではなく、
中国人。
2017年、バリを訪問した
オーストラリア人観光客は、
2016年の114万人から
109万人にダウン。
一方で中国人観光客は
99万人から139万人に急増。
問題は、その7割が
バリの文化に無関心の
格安ツアー参加者で、
地元に金を落とさないこと。
旅行の支払いは
微信を通じ、
全て中国で行われ、
現地の中国人経営の土産物店で
中国製のマットや枕を
購入させる。
実態を知るため
土産物店に入ろうとしても、
中国人観光客の
専用だから、と拒否。
ビザ免除を悪用し
中国人の違法ガイドが案内。
高級リゾートとしての
バリのイメージが
壊れるとの懸念が浮上。
こうした旅に対し、
中国人観光客から苦情も。
安いツアーのため、
ちゃんと整備されていない
バスやフェリーを利用、
安全性に問題もあり、
在バリ中国大使館は
現状を懸念。
それでも、
大半の中国人観光客の
バリ旅行の目的は、
買い物。
本物だし、中国より2割安い、
と喜んでマットを
購入する人たちも。