現在アメリカの大学進学率は68%。
つまり3割が大学にも行かず、
職業訓練も受けないまま高校を卒業。
4年制大学生も4割が卒業できない。
卒業しても3割以上が
高卒で十分の仕事に就職。
近年の大学新卒者5割が、
失業かアルバイト。
つまり時間とお金の
大いなる無駄で、
学資ローンを背負わせるだけと論者。
米国経済は変化している。
ことに製造業が成長、近代化しており、
ぺイもよくスキルも必要な、
挑戦しがいのある分野に。
だが職業訓練不足のため人材が不足。
そうした訓練は
2年制のコミュニティカレッジで得られる。
「誰もが大学に」というメンタリティが
他のキャリアパスを
隅に追いやっているとか。
___________________________________________
このフォーブス誌の記事は、
いかにもネオリベ的な価値観を、
言葉巧みに導入しているように見える。
ただ、現状が理想とは
ほど遠いものであるのも確か。
あらましき自己像と
受けた教育、
かけてきた投資、
そして現実に得られる仕事が
齟齬をきたしている。
後悔したり失敗者だと感じながら
生きるのはつらい。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムが投稿)