2019年10月25日
最初に単細胞のバクテリアがあった。
数十億年の間、それが地球上に存在する唯一の生命だった。
やがてそれは、大きな細胞に進化した。
バクテリアが発見されたのは、3百年以上前。
その後ワクチンや抗生物質が、開発された。
現在はDNAの解析とコンピューター分析により、
無数のバクテリアが発見できる。
森林やサバンナに住んでいた太古の人々が
どんな微生物を持っていたかも、わかるようになった。
そうした太古に生きた人々は当然、近代医学の恩恵を受けていない。
だがその分、多様な微生物を体内に持っていた。
逆に言えば、産業化が進むほど、体内微生物の数も減少。
その結果、肥満、糖尿病、ぜんそく、食物アレルギーなど
近代的な病気が増えた。
かつて病気を治した抗生物質が、新たな病気を生む矛盾。
(柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート)
TIME@TIME
"Bacteria never went away, and all organisms, including us humans, have had to learn to live with them. Today, the lessons they are teaching us could change the trajectory of human health for generations"
ti.me/2NaNNas