海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

英語のwhomは、そのうち消滅?

英語の関係代名詞whomは

今や絶滅の危機に瀕している。

 

あまり使われなくなり、

使われても誤用されている

と嘆く人が多数。

 

だが言語は、

信仰の対象でも

道徳的存在でもない。

 

言語は常に

変化するものなのだ。

 

大昔、格変化は

8種類あった。

 

今は代名詞の

3種類しかなく、

 

他のゲルマン語派同様、

消滅の一途。

 

言語は移り変わるもので、

コントロール不能なのだ。

 

whomの消滅を

騒ぐ暇があれば、

 

世の中のもっと重要な問題に

注意を向けた方がいい。

 

それに言語が

変化しなくなったら、

 

語源や音の変化、

類推作用、文法化といった、

 

言語学者にとっては

ウキウキするような楽しみの対象が

なくなってしまうではないか。