海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

中国は米国から覇権を奪えない、との論

中国が世界の覇権を

握ることはない、

 

だから米国は過剰反応を

しない方がいい、との論。

 

中国の国力を測る指標に

なっているのがGNP。

だがGNPは当てにならない。

 

恥辱の世紀、と

中国が思っている19世紀、

 

中国の経済力と軍事力は

実は世界一だった。

 

19世紀のロシアも

欧州一のGNPと軍事力を擁したが崩壊。

 

人口の多い国の国力は、

巨大なGNPを通じて

過大評価される。

 

一方で大きな人口を養い、

監視し、保護し、

彼らにサービスを提供するコストは

見過ごされる。

 

だが実際にものを言うのは、

ソフトとハードの製品の開発力、

人材、資源。

 

米国のこうした資本は

中国の数倍もあり、しかも差は年々拡大している。

 

中国の産業は

同じ結果を得るのに、

 

米国の倍の資本、

5倍の労働力が必要。

 

非効率な運営により、

中国は産業力の

3分の1を浪費している。

 

インフラの3分の2で、

収益より建設費の方が

高くつく結果に。

 

国民を食わせ、管理するのに、

毎年米国より

 

数千億ドルも多く

費やしている。

 

こうした非効率は

軍備でも。

 

平均して中国軍の武器の

射程、破壊力、精度は

米軍の半分程度。

 

中国兵に

実戦経験はなく、

 

受けた軍事訓練も

米軍の半分以下。

 

また中国は

国境警備と国内警備に

軍事費の35%を取られている。

 

米国にその必要はなく、

海外での軍事展開に

集中できる利点。

 

世界中の米軍を

東アジアにシフトすることも可能。

 

こうした中国が

米国に追いつくには、

 

今以上の経済成長が

必要。

 

だが既に成長率は鈍り、

資源は不足、

 

労働力の高齢化が

待っている。

 

問題はむしろ、

中国に対する恐怖をあおり、

 

一帯一路に対抗するため

海外に巨額の援助をするなど、

 

米国がやり過ぎて

しまうこと。

 

それより国内に

投資した方がずっといい。

 

 

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