海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

今の中国は、韓国の朴正熙時代と同じ分岐点に?

今の中国は、

民主的政権とはほど遠かった

 

韓国の朴正熙

同じ時を迎えている、との主張。

 

韓国は1967年に

GATTに加盟、

 

朴は1969年、

自らの三選を可能にするため、

憲法を改正。

 

米国は在韓米軍の

5年以内の撤退を発表。

 

朴は非常事態宣言をし、

金日成に対抗するため、

 

永久に大統領職に

いられるよう制度改革。

 

朴によると、

西洋型民主主義は韓国に向かず、

 

北と対峙し、

将来統一する際に

強い指導者が必要。

 

日本による植民地支配を招いた

とかつて批判していた儒教を重視し、

 

忘れられていた朝鮮王朝の

儒家復権

 

中国も2001年にWTOに加盟し、

毛沢東が否定した儒教復権

西洋型民主主義を否定している。

 

だが朴が気づいたように、

経済的自由がもたらすものは

専制的指導者でも抑圧できない。

 

韓国では、余剰経済を処理できず

倒産が相次いだが、

 

市場に任せず、

政府が統制に乗り出した。

 

学生と労働者が

街頭デモをする事態になり、

 

戒厳令を施行した朴は

その後暗殺。

 

雰囲気は変容し、

1987年民主化が行われた。

 

韓国経済は1998年に

経済危機に見舞われたが復活、

今も成長を持続。

 

中国は、民主政治下とは違う形の

資本主義的発展を遂げたが、

 

本当に韓国とは

違う道をたどるのだろうか。

 

韓国の教訓は、

経済成長の持続には、

 

民主化は選択肢ではなく、

必然。

 

西洋型民主主義が動揺する今でも、

それは不変だ、との論。

 

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