今80歳の元米国務長官
オルブライトが
ファシズムについての本を出版。
まだ幼児の頃の1939年、
家族とロンドンに脱出。
大戦後帰国も1948年、
共産党支配を逃れ、
再度アメリカに亡命。
彼女の眼に映るトランプは
初の反民主主義的大統領。
かつては制度が
存在を阻んだ。
米国内でも
互いをファシスト呼ばわりするのが
流行りだが、
今日存在する
本物のファシズムは
北朝鮮だけ。
2000年の訪北時、
10万人のマスゲームを参観。
金正日は
自分が振り付けたんだ、と
彼女に告げた。
ファシスト以外に
できないと直感した。
それに比べると、
プーチンはまだ
完全なファシストではない。
ワシントンのジョージタウン大で
教鞭を取って来たオルブライトが語る
ファシズムは、
人々の恐れや怒り、
混乱に乗じて力を得る。
自分や他人の
自由を犠牲にしてでも、
秩序を回復する、と
約束する指導者に
身を任せてしまう。
自分の意見を聞いてほしいと
思わなくなり、
指示に従うことを
望むようになる。