海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

思想

制度に馴化して育ってきた人々の劣化は当然の帰結か

2017年12月2日 近代化の指標とされてきた教育と医療の普及。 それは思考方式、知識の内容、体のケアの仕方を 規格化していくことでもあった。 なおかつそれは、産業の育成と経済発展と 軌を一にして行われた。 それが近代社会の礎であるなら、 制度に馴化さ…

foundationalism を否定する現代思想を found したニーチェ

2017年12月1日 ニーチェもよく誤解されている思想家の一人だが、 現代思想のもととなった、 anti-foundationalism の唱道者は彼。 「神は死んだ」と彼が言ったのは、そういうこと。 神学の伝統であるhermeneutics と決別した。 そこから、世界、自分、他との…

マルクスとマルクス主義は違う

2017年12月1日 よく間違えられるけど、マルクスとマルクス主義は違う。 吉本やフーコーの言う通り。 マルクスの言ったこと、 そこから切り取ることができる世界に対するものの見方や、 現実の分析の仕方は、 今も有用だ。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナ…

革命と政治と希望と民主主義

2017年12月1日 革命というのは、革新、刷新ということだと解釈しよう。 政治に対する希望を捨てるのは簡単だが、 それは民主主義と自治の放棄、 私たちの尊厳の放棄につながる。 私は政治に対する希望を持ち続けたい。 他の多くの人たちと同じく。 (柴田優呼…

非暴力的な抵抗は、どうやって国家の争いを超えればいいのか

2017年11月29日 無数の多様な抵抗の拠点を作る。 それがフーコーの権力に対する考え方だ。 しかし、抵抗が暴力的に行われる時、それを抵抗と言えるのか疑問である。 非暴力的な抵抗。 それは、どうやって国家間の争いを超えればいいのか。 ただ、無数の多様…

私たちの生と死と国家

2017年11月29日 私たちの生と死が、国家に委ねられたこと。 かつては戦士間の戦いであったものが、国家間の戦いになったこと。 フーコーはそれを物語る。 では私たちの抵抗は、国家を超えるのか。 国家間の争いを超えることができるのか。 (柴田優呼@アカデ…