海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

世界の諸問題

世界の人口増についての国連予測に異論

2019年4月13日 国連によると、 世界の人口は 2050年までに90億人、 2100年には110億人にまで 増加予定。 だが、30年後には 減り始める、との見方も。 国連が基にしたのは 出生率と移住率、 死亡率だけ。 女性の教育レベルの向上や 都市化のスピード、 そうし…

ランキング上位の北欧より、南欧の方が幸福度が上

2019年3月30日 幸福な国の世界ランキング 上位を占める北欧諸国。 だが最近の研究では、 南欧の方が、 メンタルのウェルビーイング (良好な状態) は優る、との結果。 背景に 何があるのか。 北欧が上位となる調査では、 自分の今の状態を 0 (最悪) から10 (…

ノルウェーに北海が臨める水中レストラン

2019年3月20日 ノルウェーの北海沿岸に 水中レストランが登場。 窓の外は 水深16フィートの世界。 海は荒く、 大きな波が砕けるのが 窓越しに見えるとか。 コース料理は 263ドル。 別の惑星にいる雰囲気が 味わえると、 最近水中の 施設が人気。 モルジブに…

サウジ政府が米国留学中の学生を監視

2019年3月20日 米国の大学に留学中の サウジアラビアの学生複数人が、 政府批判をしたり 反サウジ的な行事に 参加しないよう、 サウジ大使館や政府関係者に ずっと監視されている、と告白。 本国を批判すると、 パスポートの凍結、 殺害するとの脅迫、 政府…

ピッツバーグのユダヤ人団体が、NZモスク乱射被害者のため募金

2019年3月17日 米ピッツバーグの ユダヤ人団体が、 NZ乱射事件での イスラム教徒の被害者のために 寄付金を集めている。 昨年10月シナゴーグが 襲撃され、 11人が殺害された。 当時、イスラム教徒の団体が わずか4日間で20万ドルも 寄付金を集めたことに 対…

差別の存在を認識しないニュージーランド人

2019年3月16日 ニュージーランドにいる アジア系の人々は、 日常的に差別を 経験している。 だが白人住民との間で 認識に乖離がある。 白人住民にとっては、 極右集団である国民戦線を 支持していない限り、 差別はしていない。 今回の乱射事件の背後にある …

NZ乱射の問題動画を本気で取り締まらないSNS

2019年3月15日 NZのモスク乱射事件の 実行犯が、 襲撃の様子を生中継で フェイスブックに配信。 その動画が YouTubeやツイッターでも 流れたことで、 批判の声が上がっている。 フェイスブックは 実行犯のアカウントと動画を削除、 YouTubeやツイッターも 動…

コーヒーがオスマントルコを滅ぼした?

2019年2月28日 珈琲が オスマントルコ帝国を 滅ぼしたとの説。 イスタンブールに 最初の珈琲店が出来たのは 1555年。 すぐに市中の商店 6軒中1軒が 珈琲店に鞍替えする ほどの人気に。 社交の場となった珈琲店は やがて分離独立を企む 人々のアジトに。 珈琲…

タイ国王の姉が首相候補として総選挙に出馬

2019年2月8日 タイの現国王の姉にあたる ウボンラット姫が、 首相候補として 来月の総選挙に出馬すると 金曜、発表。 再選を予測していた 軍事政権のプラユット現首相ら、 政権側に激震。 ウボンラット姫を 擁立する党は タクシン派に近く、 タクシンの復讐…

1つのタイムゾーンしかないインドで起きていること

2019年2月6日 50年代半ばから、 インドは 1つのタイムゾーンを採用。 英領時に 3、4個に分割されていたのから 改変。 ロンドンからキエフまで 同じ時間というのと同じ。 その結果、 インド西部では 日が早く沈み、 就寝時間が短縮。 その地域の子供達は 睡眠…

欧州の植民者によるアメリカ現地住民の大量殺戮で、気候変動発生か

2019年2月2日 南北アメリカ大陸に到達した 欧州の植民者が、 ネイティブアメリカンを 大量殺戮し、 病気を 蔓延させたことより、 大きな気候変動をもたらしていた、 との新研究が ロンドンで発表。 百年にわたり 現地の住民5千6百万人が 殺された結果、 大規…

人がサメに襲われる数が昨年、突然減少

2019年2月1日 海水浴客の増加と共に、 80年代以降、 サメに襲われる件数が 世界で激増。 ここ数年、 年間80件台に上っていた。 だが昨年突然、 豪州、エジプト、ブラジル、米国等で 66件と、突然の減少。 特にフロリダでは 半数になった。 サメの数が減った…

中米に援助倍増も、移民削減の効果なし

2018年12月19日 米国は長年、 移民削減のため、 中米に 何百万ドルも援助して 現地の生活水準向上を 図って来た。 特に過去2年間は 援助額を倍増。 にもかかわらず、 なぜ効果が出ないのか。 結局それだけ援助しても、 全人口の生活状態を変えるには 十分で…

2020年からベトナムでF1グランプリ開催

2018年11月7日 ベトナムが2020年から F1グランプリの 開催地になることに。 ハノイの中心部の公道 5.65キロが舞台に。 日本や中国、 シンガポールでは 既にF1グランプリは 根付いているが、 さらにアジアに 広げていくのが狙い。 今年は世界で 全21戦開催。 …

新北米貿易協定では、米企業は現地の裁判所に従うことに

2018年10月22日 新しい北米貿易協定 USMCAと NAFTAの違い。 メキシコやカナダに進出した 米国企業はこれまで、 争点を国際法廷に 持ち込むことができたが、 これからは現地の裁判所に 従うことに。 法的保護がなくなり、 投資がよりリスキーになる。 この条…

米国はロシアや中国に対抗し、核兵器を近代化すべきとの論

2018年10月17日 冷戦後の 90年代以降、 米国は核兵器を 大幅に減らし、 通常兵器を拡充。 イランや北朝鮮にはそれでよく、 核廃絶を提唱する者もいた。 だが今ロシアは 欧州の秩序の変革を、 中国は アジアとその先の地域の支配を、 核兵器の近代化を通して …

イラクの戦闘で足を失ったイギリス兵が、イスラムフォビアを批判

2018年10月16日 イラクでの戦闘で 右足を失ったイギリス兵が、 イスラムフォビアを フェイスブックで批判。 イスラム教徒の爆弾で 自分は足を失った。 だが、同じ英国兵で その日腕を失ったのも、イスラム教徒。 戦闘地からヘリで移送してくれたのも イスラ…

英国が豪州で行った核実験で、今も苦しむアボリジニや元軍人

2018年10月15日 イギリスが、 オーストラリア南部の 先住民アボリジニの 居住地近郊で、 極秘の核実験をしたのは 1953年10月15日。 被爆住民は被害を 訴え続けたが、 イギリスが核実験をしたのを 認めたのは、30年後。 先住民は白豪主義の下、 1967年まで政…

インド経済がイギリスを抜き、世界5位になる見込み

2018年8月31日 インドは、 2018年第一四半期で 8.2%の成長を記録。 来年には、 GNPはイギリスを抜き、 世界5位になる見込み。 2017年にフランスを追い越し、 6位になったばかり。 昨年同期の5.6%に比べ 急進しており、 世界最速の成長を 遂げている国の一つ…

ニュージーランドの村が、ペットの猫の禁止を検討

2018年8月30日 ニュージーランドの南島の 小さな村、オマウイが、 ペットの猫の禁止を 検討している。 今飼っている猫には マイクロチップを 埋め込んで登録、 その猫が亡くなった後は、 もう新しい猫は飼えない。 村内にある 野鳥の生息地の保護が 目的だが…

トルコとの確執はアメリカ自身にマイナス?

2018年8月16日 NATOの一員の トルコ。 だが政府転覆容疑で収監された 米国人牧師を巡り、 米国が制裁を発動したため、 経済危機に直面。 今後トルコが 中国やロシアに接近する可能性も。 国内には、 イラクやシリア内の イスラム国空爆に使用されている 米軍…

移民増で、豪州の人口が予測より30年早く2500万人に

2018年8月7日 オーストラリアの人口が 火曜、2500万人を超えた。 1998年の政府予測だと 2051年に到達するはずが、 30年以上も 前倒しになって達成。 人口急増の原動力は 1分に1人が入国する割合で 増える移民で、 2016年に初めて 中国やインド等 アジア出身…

南インドの都市でショッピングモールが盛況

2018年8月3日 インドで ショッピングモールが盛況。 ニューデリーやムンバイ、 バンガロール等の 中心都市ではなく、 むしろ南アジアで 次々に登場。 チェンナイには 今や12店舗あり、 2020年までに さらに4店出店。 ハイデラバードには 向こう2年間で 11店…

投資額に応じて、パスポートが取得できる海外10か国

2018年7月29日 スーパーリッチである人々が、 自国の政変時の保険 又は社会的なステイタスとして、 第二、第三のパスポートを 取得したがるのは、 よくある話。 ただし投資額に応じて 市民権が得られる国は、 世界でも 10か国のみ。 うち8か国が オフショア…

観光客がエジプト政府を批判すると収監の恐れ、と英国

2018年7月26日 英国外務省は エジプトを訪れる観光客に、 現地政府や大統領の 批判をすると 収監される恐れがある、 と警告。 2011年の政変後、 落ち込んでいた観光客が 回復してきた矢先。 スエズ運河を含む 軍事施設近辺や 保安要員らを 許可なく撮影する…

タイ洞窟の少年閉じ込め、少年の母は元僧侶の引率コーチに感謝

2018年7月8日 サッカー少年ら13人の 救出活動が続くタイの洞窟。 その朝、37歳のヘッドコーチは 他の約束があり、 少年達のサッカー場までの引率を、 25歳の元僧侶の アシスタントコーチに託した。 自転車の一番後ろを走り、 全員に気を配るよう、注意。 洞…

民主主義の危機に瀕するイスラム国モルジブ

2018年6月23日 温暖化による海面上昇で 国土消失の恐れのある モルジブ。 2008年から始まった 民主主義も危機にある。 過去30年その座にあった 前大統領は今月、 兄弟である現大統領の 倒閣を企図したとして 有罪に。 現大統領は次の選挙に向け、 対抗馬を妨…

ロシアの中東での影響力をどう見るか

2018年6月22日 ロシアの中東での 影響力をどう見るか。 ソ連時代、西側の友好国だった トルコ、イスラエル、 サウジアラビア、エジプトとは 現在、いい関係にある。 これらの国々にとって ロシアは一つの保険。 米国が特に不快感を 示していないことも背景に…

インドの主要メディア、政権宣伝と引き換えに巨額の契約を求める、とNPOが暴露報道

2018年6月17日 インドのNPOメディア、 Cobrapostが先週、 26社もの 国内主要メディアの幹部が 何百万ドルもの契約を 得るのと引き換えに、 来年総選挙を控えた 与党BJPの ヒンズー・ナショナリズムの 宣伝を請け負う 交渉をしている所を 隠しカメラで撮影し…

世界で宗教を重要と考える国、重要でないと考える国

2018年6月15日 宗教を重要と考える人々。 インドネシアや、 多くのアフリカ、 中東、南アジア諸国、 ブラジル等南米諸国では 60-90%。 ギリシャや米国、 メキシコ、チリは40-50%。 イスラエル、カナダ、 スペインは20-30%。 ノルウェー、豪州、 ロシアは10%…