海外ニュースで知る世界の流れ

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

トランプ政権、アメリカ政治

コロナ危機で変わるアメリカの戦略

2020年5月27日 コロナ危機でわかったプラスの事。 1、気候変動が少しだけ遅くなった。 2、女性の方が政治に秀でている。 3、優秀な行政機関が必要。 4、選挙での投票は大事。 5、アメリカの主要戦略が変わる可能性。 海外での軍事プレゼンスより、仕事を持ち…

コロナ禍での不利な扱いを懸念、州知事が政府批判できず

2020年5月25日 米ミシガン州知事のグレッチェン・ウィットマーが、トランプについて話す時は自己規制をしなければならない状態と語った。 でないとコロナ禍の下、国からの支援が得られなくなる、と懸念。 州の医療従事者の防護具の供給要請を、政府がブロッ…

コロナ禍で、ネットが主戦場となった米大統領選

2020年5月23日 コロナ禍でトランプは大集会を開けないし、バイデンはデラウェアの自宅から出られない。 つまり大統領選はネットで戦われる。 バイデンは明らかに不利。 トランプのようなSNSでのプレゼンスはなく、怒りのパフォーマンスも苦手。 代わりに人々…

アメリカの世紀の終わりをどう見るか

2020年5月6日 ピュリツァー賞にノミネートされた雑誌Atlanticの記者の本の一節。 アメリカの世紀は実際、わずか半世紀ちょっとに過ぎない。 第二次大戦に始まり、国連、NATO、封じ込め政策、自由世界。 そしてそれは、少し前に終わった。 黄金時代ではなかっ…

米スイング・ステートで、バイデン支持がトランプを上回る

2020年4月29日 米保守系TVのFox Newsの世論調査。 民主党大統領候補ジョー・バイデンの支持率が、スイング・ステートのミシガン、ペンシルベニア、フロリダの3州で、トランプを上回った。 2016年の選挙では、トランプもヒラリーも、この3州での好感度は低か…

イラン危機を招いたトランプと距離を置く同盟国

2020年1月11日 イランと一触即発の危機を迎えるに至ったトランプに、同盟国は距離を置いている。 中東で一番親米のサウジやアラブ首長国連邦も、ソレイマニ暗殺以後は、沈黙を保っている。 イスラエルのネタニヤフですら、暗殺はイスラエルではなく米国のや…

「切迫した危険」の説明をしないトランプ政権を、共和党議員も批判

2020年1月9日 イラン軍司令官を殺害したトランプ政権に対し、共和党内部から火の手が上がった。 どんな切迫した危険があったのか、具体的に明らかにしない政権に、共和党重鎮の上院議員達が立腹。 「軍事案件では、過去9年間で最悪の説明」「憲法への侮辱」…

反オバマのイラン政策で、トランプが得たもの

2020年1月6日 イラン司令官殺害で、オバマ政権下に達成したイランとの核合意は破綻。 当時からイスラエル、アラブ首長国連邦、サウジは強く反対していた。 トランプは史上最悪の合意と批判したが、代替策の提案もないまま2018年、合意から離脱。 イランの挑…

AOCが米大統領候補になる日は来るか

2019年12月29日 米下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスことAOCが先週、民主党大統領候補のバーニー・サンダースの応援演説に立った。 それを受けて、2024年か2028年にAOC自身が大統領に立候補する日が来る、との見方も。 同世代のミレニアルの注目…

メリー・インピーチメント (弾劾) ?

2019年12月19日 トランプの弾劾を呼びかける米市民が、ニューヨークのマンハッタンなど全国600か所でデモ。 プラカードには「メリー・クリスマス」ならぬ「メリー・インピーチメント (弾劾) 」の文字。 「よいお年を」(we wish you a happy new year) の代わ…

トランプに勝てる米民主党候補は、ペロシ下院議長?

2019年12月12日 トランプに勝てる米民主党候補は誰か。 それは下院議長のナンシー・ペロシ、との見方。 民主党議員の中でトランプを出し抜くのに一番成功しているのが彼女だからだ。 弾劾調査を導くさまも手馴れている。 感情にひきずられず様々な選択肢を残…

国力は防衛費では測れない、と元米兵

2019年11月13日 従軍中のイラクで15年前、乗っていたヘリが銃撃を受け、両脚を失った元米兵の言葉。 国力は防衛費では測れない。 お金をつぎ込む相手は兵器ではなく、市民であるべき。 国内が充実していてこそ、海外での影響力も維持できる。 ヘルスケアや教…

クリントンとトランプの弾劾騒ぎの違い

2019年10月28日 1998年のクリントン大統領の弾劾騒ぎ。 不倫が原因だったが辞任には至らず、高支持率を維持。 国民は、共和党との党派対立が弾劾の背景にあると考えた。 今後、トランプ大統領の弾劾はどうなるか。 民主党側は独自の調査を行っており、展開が…

後世、今の米国政治はどう語られるか

2019年10月5日 後世になって、 今の米国政治を振り返ったら、 どう見えるか。 「常軌を逸している」というのが 86歳の米最高裁判事 ルース・ギンスバーグの答。 この先どうなるか。 今は振り子が 右に振れ過ぎているので、 そのうちまた元に戻る、 との見方…

デジタルデータは自分のもの、とアンドリュー・ヤン

2019年10月3日 米民主党大統領候補 アンドリュー・ヤンは 現在、 世論調査で7位。 勝ち上がるのは 難しそうだ。 だがベーシック・インカムを 支持する等、 政策面で 若い層の評価が高い。 最近は、 自分のデジタルデータは 自分のもの、と主張、 注目を集め…

アジア系アメリカ人の怒りを買うトランプ発言

2019年8月22日 トランプが、 日本と韓国の 英語のアクセントを真似て ふざけてみせたことに対し、 差別的でステレオタイプと アジア系アメリカ人が怒っている。 過去20年で アジア系有権者は3倍に。 元々民主党支持者の方が多いが、 さらに差が開く可能性。 …

NYのトランプタワーの住所が、オバマ通りに改名?

2019年8月14日 NYマンハッタンの トランプタワーがある一角を、 そこだけ5番街から 「バラク・オバマ大統領通り」に 改名する請願に現在、 7万人が署名。 運動の中心人物は 元々冗談のつもりだった。 通りがオバマに ちなんだ名前になったら、 トランプが怒…

何がバズるかで、国民の考えが決まる政治

2019年7月27日 特別検察官の ロシア疑惑調査と、 民主主義の関係。 米国民が、 ムラーの膨大な報告書を 全部読むことは ないし、 議会証言の全てを 視聴することもない。 国民が知るのは、 さわりだけ。 要は、 トランプ批判派と擁護派の どちらが作った、 …

米国の分裂は、経済的理由に起因

2019年7月25日 米民主党の大統領候補 アンドルー・ヤンが、 選挙で最後まで 生き残れると思う人は 多くない。 だが米国の問題は 何か、 一番的確な指摘を している、との見方。 ヤンによると、 自動化により スイング・ステートで 4百万人が失業。 製造業だ…

トランプとシュワルツェネッガーが、ツイートで応酬

2019年7月12日 トランプが 俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが 死亡した、とツイート。 1時間後、 シュワルツェネッガー本人が、 「死んでないよ。 それより、俺たちの納税申告書を比べてみるかい」と、 皮肉たっぷりにツイート返し。 米下院はかねて…

オーラを失うアメリカ建国の史跡

2019年7月10日 独立の過程や 南北戦争など、 建国の歴史に まつわる地を訪ねる 米国人が激減している。 その代わりに行くのは、 ビーチ。 ベビーブーマーが 社会の大勢を占めていた60年代 とは雲泥の差。 ソ連と対決していた 冷戦期も、 米国特有の物語が 魅…

ホワイトハウスのスタッフの給料はいくら?

2019年7月4日 ホワイトハウスの スタッフの給料は? 首席補佐官代行の マルバニーの 20万3千5百ドルを 別にすると、 最高給は18万3千ドルで、 22人に支給。 安全保障担当補佐官ボルトンや 顧問のコンウェイ、 報道官のサンダース、 その後任のグリシャムらが…

トランプの大統領再選広告の映像は、DCでなく東京

2019年7月4日 大統領再選に向けての トランプのネット広告が 6月半ばから、 グーグルに登場。 ワシントンDCの コーヒー店のバリスタが、 自分はトランプに 祈りを捧げている、と 語る場面が出て来る。 だが店の外観に 使われたのは、 iStock提供の 東京の映…

トランプを弾劾しない限り、民主党の勝ち目はないと研究者

2019年5月31日 過去9回、 米大統領選の勝者を当てた 研究者の言。 トランプの弾劾手続きを 始めない限り、 民主党が2020年の 大統領選で勝つことはない。 ゴアが2000年に 負けた時も、 ビル・クリントンの弾劾騒ぎが 足を引っ張った。 トランプの今の問題は…

少数の白人男性が牛耳る米国政治

2019年5月20日 少数の富裕な白人男性が 牛耳る米国政治。 例えば最近、アラバマで 中絶が禁止になった。 同州の共和党上院議員である 白人男性25人が決めた事。 だがその影響を 受けるのは女性のみ。 しかも、州外に出て 中絶手術を受ける 金銭的余裕のない …

トランプ叩きばかりでは、民主党は負けるとサンダース

2019年4月16日 米民主党が トランプ叩きばかりしていたら、 次の選挙で負ける、と 大統領候補バーニー・サンダース。 そうではなく、 労働者世帯が納得する ビジョンを示す事を提唱。 有権者が求めているのは、 生活に十分な賃金の確保と インフラ整備。 イ…

アメリカの移民政策は国家戦略の一環

2019年4月12日 米国第一主義のトランプは、 寛容ではなく 自己中心主義を是とすると見られる。 だが米国の移民政策が 親切心に基づいていたことはない。 むしろ国富と国力増強の ための戦略だった。 それに安い労働力の流入は、 既存の労働者の賃金を押し上…

アップル社員が、入国時にスマホのロックを解除させられる

2019年4月7日 アップルの従業員が サンフランシスコ空港で 昨年12月、 会社が支給したスマホと ノートパソコンの ロックを解除するよう 入管に求められたことに、 苦情を申し立てた。 デバイスには 社外秘の事項が入っていた。 従業員としての法的義務を 会…

米国が有人月面探査を計画も、財政的・技術的に困難との声

2019年3月27日 トランプ政権が2024年までに 有人月面探査を計画。 月の岩石から 酸素を発掘、 原子力により 南極のクレーターから 水を抽出して、 ロケットの 燃料に利用、 火星に向かう 基地にするとか。 10年前まで、 大気のない月には 水はないと思われて…

トランプが、ドローンの民間人殺害数の公開を廃止

2019年3月8日 ドローンによる 民間人及び 戦闘地域外での テロリストの殺害者数を 米諜報機関が毎年 公開するよう、 オバマが2016年に 定めた大統領令を、 トランプが水曜 破棄。 既に、昨年5月の 公開期限を無視していた。 公開は民間人の 死亡を抑制、 情…